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キャロルの終末のmaoのレビュー・感想・評価

キャロルの終末(2023年製作のアニメ)
4.5
世界が滅亡するまでの7ヶ月、周りと上手く馴染めないキャロルは残りの過ごし方を悩みながらも最後の一歩を踏み出してみる。

終末ものだとジャンルがパニック系かSFが多いと思うんだけど、これはこの世が終わろうとも平凡な日常を望む主人公キャロルが自分を見つめ直しちょっと行動を変えてみる話。並行して周囲の人間達の最期の選択も面白い。終始オフビートなキャロルの行動や言動、絵のタッチも独特でハマってしまった。
世間の人達が世界が滅亡するまで裸で過ごしたり、旅したり、自由な恋愛関係を築いたり、とにかく自由に過ごしてる中キャロルはなびかず平穏無事な生活を貫く。
自分も7ヶ月っていう微妙に長い期間あったら極力いつもと同じ生活を望んでしまうかも。人それぞれだとは思うけど、同じ事を繰り返し楽しくなくても何となく仕事をし続けるのが合ってる人もいるのよね。それがめちゃくちゃ自分みたいで共感した。

1話30分、10話完結で観やすいのでNetflix入ってる人は是非。
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