ゆりな

ハズビン・ホテルへようこそのゆりなのレビュー・感想・評価

ハズビン・ホテルへようこそ(2024年製作のアニメ)
4.5
「あらゆる方面の性癖で殴ってくるぞ!」と感想していた方がいるのですが、ほんそれ。

A24ってアニメシリーズも作るんだ!
話題のエログロ大人向けカートゥーンアニメ。

自分みたいに小さい頃からアニメなりヲタク文化と一緒に成長してきた世代としては、全詰め込みで来る。
パワパフにスポンジボブが輸入され、ボカロが流行り、絵がちょっと下手だったアニメも通過し、そして大人になった今再度Pixivにハマったあの頃を思い出す。

最初スマホで見ちゃったのだけど、こちら大きなテレビで見れば見るほどよきです。

地獄のメンバーは紺色とか黒の太い線でキャラクターが描かれていて、天国のメンバーはパステルカラーで縁取られている。
使われているメインカラーが絞られていて、イラストレーターっていうよりクリエイターにはたまらないテイスト。

アル中、ドラッグ中毒、アセクシャル、DV、戦争、LGBTQ。
社会問題の全てを盛り込んでいるが、「わっ、またかよ」にはならないどころかポップに描かれ過ぎて考えさせられる。

Filmarksで4.5以上のアニメは中々見ないが、現在評価4.6。
パイロット版からのファンが多いからもあると思うが、本当に最終話になる頃には全キャラ好きで、好きなキャラなんて決められない!となります。
アメリカのドラマを見ているかのよう。でもこれが個性。

以下ネタバレ


・天使も悪魔になりうるし、悪魔も天使になりうる……と思ったら6話でヴァギーが元天使だったことが明かされ胸がキュッとした。

・終わりが気になって、シーズン2が早く見たい!
初回登場はザコキャラだったのに、終わる頃にはファンだらけのサーペンシャスはもう出てこないの?
天国に行くと記憶はなくなっちゃうの?
「ラジオスターの悲劇」じゃないアラスターが敵になっちゃうの?などなど。気になるところMAX
ゆりな

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