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ハズビン・ホテルへようこそのdendohのレビュー・感想・評価

ハズビン・ホテルへようこそ(2024年製作のアニメ)
4.6
登場人物の性的指向・性自認が非常に多様でクィアな作品であるという事から興味を持ったが、本編は特にそこを気にせずただただ愉快で面白かった。ストーリー的にはかなり単純。とにかく、様々な外見の悪魔達が魅力的。

作品の雰囲気的にはベヨネッタやパンティー&ストッキングに近いか。天使と悪魔の伝統的なキリスト教的世界観でありながら、天使を悪役として描写。また随所にミュージカルシーンが入り、ディズニーアニメっぽさも。

主役のチャーリーもディズニープリンセスっぽいのだが、恋人が女性であり、要所で暴言を吐くなど従来のプリンセス規範に囚われない自由なキャラクター設定だなと思った。ディズニー映画にも同性愛者等は登場するが、主役であるプリンセスがこの域まで達するのは大分先だろう。

個人的なお気に入りキャラクターはハスクとアラスター。
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