ヴァイオレット・エヴァーガーデンのcowaiのネタバレレビュー・内容・結末

物語、キャラクター、音楽、演技、アニメーション、全てが素敵でした。王道で展開の先読みができたとしても、質の高さがあれば作品として強い魅力を持つのだなと思いました。

話を重ねるほどに、ヴァイオレットが感情を知り、血が通っていく様子が素敵でした。作家の新作代筆、王女の公開恋文、先立つ母が娘へ送る手紙を書く回、ヴァイオレットが立ち直る回が好き。

この作品は、毎話登場人物達が持つさまざまな愛の形を物語を通して直球で表現してきます。それを受け止め続ける結果、泣いてしまいます。日本に限らず海外の人達が観て泣いてるのを見るに、「泣けるアニメ」と評されるようになったのも、質の高さに普遍的な物語が合わさっているからだと思いました。

小説は、アニメとは雰囲気が少し違いますが、おすすめです。私は小説を読んでホッジンズやベネディクトが大好きになりました。

Netflixが出資した本作は多言語対応されています。試しに英語音声で観ましたが、ヴァイオレットの声質や演技がマッチしていてとても良かったです。