Takamasa

ユリ熊嵐のTakamasaのレビュー・感想・評価

ユリ熊嵐(2015年製作のアニメ)
4.1
「私たちは透明でなければならない。」
「透明でないものは悪です。悪は排除しなくてはいけない」

ユリという枠に隠されて結構えげつないテーマが隠されてた。
熊と人は友達になれない。断絶の壁。
マイノリティとマジョリティ、友情と差別。
かなり根深い人間関係の問題に踏み込んでる。壁を越えて会いに来たって素晴らしいな。
設定が秀逸。その上演出も素晴らしい。今までのアニメで見たことない映像のオンパレード。ただわかりにくさも過去1、ユリという周りからの目線の恥ずかしさも過去1。
あと映像が少しもったいなかった。幾何学的な背景にデフォルトされまくったキャラ、見ていて可愛いけど少し退屈だったかも。CGの使い方は面白かった。
テーマはめちゃくちゃいいけどメジャーにはなれない作品だった。

面白さはそこそこだったけどテーマはピカイチだった作品。ラストにかけて一気に良くなった。もう少し変えれば、超名作になれたのでは?と思うほどの絶対だった。
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