天体のメソッドの紫猫のネタバレレビュー・内容・結末

あの花等を意識しながら、エロゲ原作アニメの設定をこれでもかと詰め込んでる。結果として既視感のある微妙な出来栄えに。キャラデザも作画も安定しているだけに勿体ない。
子供時代の守られなかった約束、数年ぶりの再会、勘違いやすれ違いからぶつかりながらも仲直りし、最後にある決断をする。上手く描けば感動できたんだけど、正直あまり印象に残るようなエピソードがない。それぞれの過去や背景や葛藤も薄くて、普通に仲直りしてしまうので拍子抜け。
町に現れた円盤の正体が少女であり、願いを叶えるために現れた、その願いが叶うと少女がいなくなるから和解後も願いを叶えないため敢えて距離を取ったりする展開は良かった。
ただ最終話前にタイムリープ展開は流石に厳しいし、本当は2クール予定だったのではと邪推してしまう。1クールで仲直り、2クール目でタイムリープからの皆の失われた記憶を取り戻しながらノエルとの再開なら結構面白かったかも。