ろいろい

愛・天地無用!のろいろいのレビュー・感想・評価

愛・天地無用!(2014年製作のアニメ)
2.8
"迷子の私が迎えを待ってます。私のこと覚えていてくださいね。"

■作品について■
『天地無用!』20周年記念企画として制作された作品。
シリーズとしては初の5分枠帯番組で、岡山県高梁市の誘致要請と協力によって作られた作品。
つまりご当地PR作品。

岡山県高梁市を舞台とし、プロデューサーが勤める大学が舞台のモチーフとなっている。

ちなみに、本作ではシリーズメインキャラクターである阿重霞の声優が高田由美から七緒はるひへと交代している。
高田由美が声優活動をほぼ休止しているためらしい。

■感想■
2014年に放送されたドタバタSF学園ハーレムアニメ作品。
5分弱で50話構成。

一応「天地無用」シリーズのキャラ設定はしているものの、
説明が一切ないので必ず「天地無用」のTV版かOVA版を先に見て下さい⚠️
全話見たところ、TV版の設定と似ているためTV版を見るのがおススメ。
ちなみに、今までの「天地無用」シリーズとは世界戦が違う、いわゆるパラレルワールド的な扱いの作品。

ストーリーは
教育実習生として女子校「順愛学園」で勤務する天地。
そこで出会う個性的な女子高生たち。女子校で勤務する天地の目的は…
というもの。

構成は
・学園生活を送る現代
・天地が学園で勤務する原因となった過去
という全くことなる時間軸の物語が入れ替わり進んでいくのが特徴。

天地を軸にドタバタを繰り広げるスタンスは2014年になっても健在で、天地ファミリーも勢ぞろい。
キャラデザは一新されていたけど、良い方向性に思えた。

ここまで若手声優とベテラン中のベテラン声優が混じっている作品も珍しい気がする。

加速しながら収束したラストは切ないもので、
OVAからシリーズを網羅しているのも相まって涙流しそうになった。

EDは作品の雰囲気に合っているものばかり。

ただ、天地が弱すぎる。
あとキャラの素材が良いのに終盤手前までの脚本がとって付けたかのようなお粗末加減だった。
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