八咫烏

ばらかもんの八咫烏のレビュー・感想・評価

ばらかもん(2014年製作のアニメ)
3.5
東京で問題を起こした書道家が、父親の勧めで西端の島で暮らすことになる、
田舎でのスローライフがこうだったらいいよねっていうお話。
方言っていいよなぁ。
ゴーストハウンドぶりに良い方言アニメだった。

主人公が偉大な父親の息子で、英才教育を受けて育った純粋培養。そのせいかパーソナルスペースにこだわりも無いようで、島に馴染むのが早い。
ゆえに戸惑いつつも(書以外は)葛藤もほぼ無くて、終始穏やかな雰囲気。

主人公の母親の子供っぽさにはウンザリしたけど島の子供たちは、なるや浩志を筆頭にみんないい子。あざとさが無いのが尚良い。
序盤のスムーズな流れ=安直に「都会のコミュニティと田舎のそれとの違い」に時間を割かなかったのも評価できる。
それによって1クールであっても島民との交流がより深く描けたし、消化不良を感じさせない終わり方が出来たと思う。
八咫烏

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