八咫烏

神さまのいない日曜日の八咫烏のレビュー・感想・評価

神さまのいない日曜日(2013年製作のアニメ)
3.5
人が生まれなくなり、死ねなくなった、神様に見捨てられた世界が舞台。
3話ずつの4編で構成されている。

1話~3話 父親との再会と別れ。主人公は旅に出る。

4話~6話 死者の街にて、王女様の世界を守る為に嘘をつき続ける少年のお話。

7話~9話 能力者を集めた学園から脱出するお話。

10話~12話 ある年の1年間が永遠にループしてる世界のお話。

主人公の少女は「墓守」と呼ばれる存在。
「墓守」が埋葬することにより、人はようやく本当に死ねる。

全体を通して考えると消化不良を感じてしまうし、主人公のキャラも、ボクっ娘も苦手。
展開の根拠となる部分の説明は足りないし、
主人公の「墓守」という設定が生かされていないのはどうかと思う。

だが3話で構成されている各物語を単体で見ると完成度は高い、という不思議な構成。
どの物語にも切なさがあって、救いもあって悪くない。
この作品は世界線と主人公が同じ、オムニバスとして観るのがいいんだと思う。
八咫烏

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