前にテレビ放映を観てたんだけど、サブスクにあったので1話から78回目まで全部観た。原作マンガはもちろん、小田扉を初期の頃からすごく好きだったのでアニメ化にはぐっとくるところがある。
このアニメ版はNHK放映だったせいか改変がとても多く、1回目から原作通りではない。大事な要素やオチに関わる部分も配慮によってかなり削られててさみしい。
2回目の「男子と手を繋ぐとベタベタする」がなぜか「ドキドキする」に改変されてて、ベタベタをドキドキに変えてるだけなので手を洗ってるかとか確かめるのは意味が通じず無茶苦茶だった。しかもドキドキにしてしまうとませた女児みたいなネタになってしまい気持ち悪い。
先生の先生が亡くなる回は原作でもとくに印象の強い回だったが、火葬のラストシーンがはぶかれてて残念だった。それもだめなの？煙があがってるのが忘れられないシーンだったのに。
あまりに気をつけすぎなのではないか…。
しかし、全体的には和やかで笑える男児をとりまく日常。ともおの行動が可愛い。じーんとくるエピソードもある。
OPのだんだんだだんだーんも好きだけどEDの急にみんなが踊りだすのもすごく好きだった。
夏休みスペシャル、あれはだめだ。団地ともおは関係なくて、なんだか、全体的に扱いに原作リスペクトが欠けてる気がする。アニメもやっぱり好きは好きなんだけど、ちょっとモヤモヤくる。
原作を読んでないひとはぜひ、毒や棘や行きすぎたシュールさのあるとがった原作も読んでほしい。
