わせ

惡の華のわせのレビュー・感想・評価

惡の華(2013年製作のアニメ)
4.0
作画があまり好きじゃなくて、なんとなく見ることを避けていたのだけれど、かなり満足した。演出だったり表現の仕方が凄く良い。春日の、確かに他のひとが読まないような本を読んでいるけれど、行動する勇気なんてなんも持ち合わせてなくて、なのに自分は特別な人間だと信じているの、ほんとうに少し前までの自分と重なって辛い(今でも若干そのケはある気がするけども)。自分には何も無いから、周りが知らないようなことを知って、見て、個性に埋もれないようにして生きてた。ただ難解な本を読んでるだけじゃ、名前を覚えられる価値も無い、ただの高校生Aなのにな。惡の華を読んでその恥ずかしさに気付けたからこの本はわたしの宝物。ガチで、思春期の気持ち悪さを最大限に追求して引き出しているから大好き。わたしも中学生の頃は何も分からないままボードレールの悪の華を読んでいたよ。キモ!
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