ひらまさ

翠星のガルガンティアのひらまさのネタバレレビュー・内容・結末

翠星のガルガンティア(2013年製作のアニメ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

遠い未来、宇宙へ進出した人類は『人類銀河同盟』を結成し敵対している宇宙生命体・ヒディアーズとの全面戦争を長きに渡り続けていた。
軍のパイロット・レド少尉は、戦闘から撤退する際にワープホールへ巻き込まれ人型戦闘機および戦闘支援型AIシステム・チェインバーに搭乗したまま未知の地点へ転送されてしまう。
目を覚ましたレドは、半年もの間眠っていたことをチェインバーから告げられる。
レドとチェインバーが共に着陸したのは文献では氷河期により滅んだとされている太陽系第3惑星・地球、海の上に存在する巨大船団『ガルガンティア』の船上だった…。
軍人であるレドが人々に触れ成長していくSFロボット冒険活劇!

久々におもしろいアニメを見たな…!と感じるアニメでした。
過去には2期も予定されていたようで、流れてしまったのが残念なほどキャラクターへの愛着が沸くアニメです。
レドが不時着した時点ではレドとガルガンティアの人々の間で言語が通じず、チェインバーが間に立って高速で言語能力を取得、ここで技術の差が見えるのがおもしろいところです。
後々の展開も見ていくと、レドとガルガンティアの人々が打ち解けていく展開とクーゲルと出会った人々が彼を崇める展開でこう…お互いに反応の差があるのがよく分かります。(レドの場合はチェインバーをすごいお宝!みたいな感じで認識しているけど、クーゲルの場合はストライカーを神であると認識している…みたいな)

また、キャラクターも一人一人魅力的で素敵でした!
ヒロインのエイミーはもちろん、サーヤやリジットさんなど…鳴子先生の描かれる健康的で色気のある女の子が大好きなのでその点も非常に嬉しかったです。
ファンとしては成人向けマンガ等で活躍している作家さんもキャラクターデザインや一般のお仕事をされている現代のスタイル…いいなあ、ありがたいなあと思います…。

ストーリーとしては、中盤以降虚淵先生らしい重いシナリオが続きます。
ヒディアーズの子どもの描写あたりからん?これは…もしかして…と予感させる部分がありますが。
正直、ロボットアニメではありますがロボットでの戦闘自体にはそんなに意味はなくてレドとチェインバーの精神的成長がストーリーの根幹にあるなあと考えます。
ラストのチェインバーがレド少尉の未来に賭けて己を犠牲にするシーンはグッと来るものがありましたね。

久々におもしろいアニメを見られて楽しかったです!OVAも鑑賞したので後ほど別枠で感想をば。
次に見るものも面白かったらいいなあ〜!
ひらまさ

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