紫猫

理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθの紫猫のネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

相手を好きである絶対条件探しから、自分自身が相手を好きであると認識することへ。まさか6話でクライマックスに至るとは思わなかった。結局はAがBを好きである条件とは、「A本人がBを好きであると認識している事」であるという拍子抜けな回答ではあったけど。
ただまあお互いに好きであることが分かった上で、どの程度好きなのかの恋愛研究を続けることが二人の恋愛の形なんだと思うと個人的には納得できる。何より幸せそうな氷室が見られたので見続けて良かった。

だけど相変わらず構成がおかしい。
因果関係と相関関係の違いや対照実験の話などは1期の1話ですべき話なのに、後半や2話に持ってきてしまったから普通の理系からは総スカンされてると思う。修士課程とはいえ理系の研究室とは思えないから少しイライラしてしまう。

そしてなにより7話以降の展開の酷さ。アニオリかと思うほど取ってつけたような内容でガッカリした。奏を加えて三角関係にするのは恋愛実験という観点からは話を広げられるし一期からなんとなく期待はしてたけど、こんな適当なエピソードで可哀想すぎる。6話で終わってたら個人的には3.8点くらいつけてたと思う。
虎輔と恵那の進展を楽しみにしてただけに、後半を見ると不安でしかない。3期あったらいいなと思いながらも釈然としない終わりだった。
紫猫

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