久米田の野郎(by赤松健)に泣かされる。
そんなウワサを耳にして臨みましたが…いやぁ、あざとい。『かってに改蔵』の頃なら絶対に描かないような物語…「ズルいよ、ズルいよ」と地丹のように言いたくなるレベルでした。
色使いなんて完全に“わたせせいぞう”。
オープニングはflumpoolの爽やかな楽曲に混じって少しだけ“切なさ”を醸し出し、エンディングテーマに至っては『君は天然色』ですよ。何それ。最高じゃないですか。
確かに元から伏線の仕込みは一線級。
『かってに改蔵』の終盤はベタながらも唸る仕上がりでしたからね。江●先生は久米田先生の爪の垢を煎じて飲んだほうが良いと思います。
あと、経験談を交えたのも見事な限り。
『プリキュア』を描いてくれとねだられた話は確か『かってに改蔵』でもネタにしていましたよね。藤田和日郎先生の扱い方も手慣れたものです。
また、微妙に毒を残しているのもズルいんです。下書きで掲載されても許される漫画家…って冨×先生のことでしょうか。×樫先生は腰が悪いから仕方ないんです。許してください。
あと、物語を終わらせられない先生とかも。
○内先生のことでしょうか、それとも□上先生のことでしょうか。萩△先生は同人活動に現を抜かしている時点で批判されても仕方がないですが。
閑話休題。
何はともあれ、久米田の野郎(by赤松健)は流石なんです。ホームランは打ちませんが、ヒットを連発したのは間違いない話。きちんと未完の作品(『育ってダーリン!!』)も終わらせていますからね。△原先生とは違いますね。
まあ、そんなわけで。
漫画家あるあるコメディに“切なさ”を数滴たらした物語。娘を持つ父親なら更に面白くなるかもしれないので注意が必要です(逆に「うちの娘はあんなに良い子じゃない…」となるかもしれませんが…)。
あと、最後に余談として。
スタッフクレジットに瀬尾公治先生の名前がありましたが、何を協力されたのでしょうか。これも何かのネタなのかな…?