文芸部として活動する女の子5人組はひょんなことから挙がった性についての話題から男性に対して明確に意識してしまう。そこから始まる性に葛藤、奔走する女子高生を中心に描く青春ラブコメ。
色々と純情ど直球な男女にキュンキュンモヤモヤさせられる作品。
最後まで性について問い続けていました。
『好き』としてか『したい』としてかなど、センシティブな話題を扱っており、重く痛々しい思春期特有のギスギスした雰囲気を感じる今作でありますが、それと同時に綺麗で美しい高校生という多感な時期の輝きが観てとれる。
かなり卑猥な事や言葉が頻発することから観ることに抵抗がありましたが、彼女達自身が心の内を余すことなく開示し、自分をさらけ出すような穢れなき行動や想いに重たい雰囲気が中和されていく様子は観ていてスッキリしました。
人間の全てを体現しているようで尖りきった今作がとても大好きです。
OPの演出や文芸部ならではの哲学的な言い回しも良かった。
