ボロロボ

映像研には手を出すな!のボロロボのレビュー・感想・評価

映像研には手を出すな!(2020年製作のアニメ)
4.6
当作が地上波放送されてた当時、Twitterのタイムラインでは当作関連の情報で一杯になった。皆さんとても賑やかに楽しんでいて作品はとても面白そうだったのに、《完全に乗り遅れた》感覚のせいですぐに飛び付くのを控えてしまった。

そして時は流れて2022年末・・・ネトフリでの配信を発見し、遅ればせながらやっと鑑賞。年末休暇でイッキ見。

もう、ね、たぎる❗ めっちゃアツい❗
過去オタクな青春を過ごして、現在は創作系のお仕事に関わっている自分にとっては、ひたすら共感、がっつり感情移入、泣けるし笑えるし、とぉーーーーーーーーーっても楽しいっ‼️

クリエイティブはそもそも妄想から始まるんだよなあ。妄想が単なる個人の妄想じゃなくなって、カッコイイとかオモシロイとかスゴイという体験へ変わる契機、転換点。リアルをどこまで取り込むのか、どこまで追求するのか。リアルをどこまで分析できているか、どこまで体験できているか。
積み重ね。
引き出し。

そしてクリエイティブは、シゴトとして現実に縛られる側面もある。残念ながら、そして、残酷でもあるけれど、アイデアや想像力や独創性だけでクリエイティブなオシゴトは成立しない。
とは言え、クリエイティブの大いなる羽ばたきや拡張がなければ、イイモノは出来上がらない。

ビジネス担当:金森氏
クリエイティブ担当:浅草氏
クリエイティブ兼プロモーション担当:水崎氏

浅草氏に伊藤沙莉を起用する慧眼。

いろんなオタクネタや懐かしネタが放り込まれているので、年寄りオタクでも十分楽しめる。
そしてたくさんのオマージュ。
※創刊当時の月刊モデルグラフィックス誌を愛読してたから、尚更😁

さらにはしっかり青春友情もの。
《トモダチじゃなくてナカマ》
ステキなフレーズだ。

今年は仕事をいい結果に結び付けられず、気持ち的にしんどい1年だったけど、年の瀬に楽しい当作を見て気持ちは激アガリ。
気持ちを切り替えて来年はがんばろう。

オッサン的には『究極超人あ〜る』を思い出した。あっちは全くクリエイティブのお話じゃないけどね😁

舞台となっている架空都市:芝浜の構造は、東京都をギュッと圧縮した?ように思えた。
ボロロボ

ボロロボ