焼きぷりん

推しが武道館いってくれたら死ぬの焼きぷりんのレビュー・感想・評価

4.1
『舞菜が武道館行ってくれたら死んでもいい!』。地下アイドル『Chamjam』に熱狂するオタクとメンバーたちの物語。ギャグはキレキレ、たまに泣かせてくる。

稼いだお金は…?。当然全てCDや物販に貢ぐ。普段着ジャージとか、CDのためにバイト4つ掛け持ちとか、見事に生活を全て捨ててる感が笑える。けれども、大好きなものにこんなにも真剣になれるのが、羨ましい。

ノリの良いオタクたち。推しメンのことになると周りが見えなくなったり、世間的にはかなりダメな人たちなんだろうけど、躊躇なく愛は語れるし、たまに凄いカッコいい台詞も言う。美化することなく、"キモオタ"なんだけど、ちゃんとキャラに愛着が持てる。

『Chamjam』。メンバー7人に個性があって、アクの強い娘もいるが、みんな可愛らしい。グループの成長に関しても、アクシデントや葛藤があって、それをメンバーで補いあったり、ファンに元気づけられたりして乗り越えるという、かなり正統派。ちゃんと歌やダンスのシーンも作り込まれてて良かった。

テーマが地下アイドルということもあり、メンバーとファンの二人三脚感が良いねぇ。アニメとしてワンパターンになってるところもあるけど、もどかしさが最後に弾けるような展開もある。メンバーでは、大人びていて芯のある眞妃が一番好きかなあ。
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