冴えないブタ野郎

22/7の冴えないブタ野郎のレビュー・感想・評価

22/7(2020年製作のアニメ)
2.5
秋元康印のアイドルアニメ。
曲が完全に乃木坂とかのそれで、曲が流れる度に秋元康の顔がチラついて邪魔でしかない。

ストーリーも薄っぺらいしご都合主義。
全12話の殆どをメンバーの過去の個別エピソードを1人1話丸々使ってやる上に、その過去エピソードが大して重要じゃない。
その過去で何故アイドルになろうと思ったのかに結び付いてない。

成長物語ですらない。
出来ない事を努力したり仲間の支えで克服したりなんて描写もロクに無く、フワッと進んでいく。
アイドル活動も「壁」という謎の存在の指示でトントン拍子に何の困難も無く国民的アイドルになってしまう。

仲間との関係性だっていつの間にかみんな仲良くなってる。

全てにおいて演出とストーリーが不足してる。
1人1話の個別エピソードが本当に無駄な時間を使ってる。

最大の謎である「壁」の正体も目的もいまいちハッキリしないし、その設定の重要性も薄い。
最後に壁から「新メンバー3人加入」の指示が出て終わり、続編を匂わせるけど最後のライブでキレイに終わっとけばよかったのに。

数少ない良い所は、作画の綺麗さとライブシーンの3DCGの2D絵との違和感の少なさかな。

まぁ、秋元康の曲やキャラクターが好きな人にはオススメです。