たも

ちはやふる3のたものネタバレレビュー・内容・結末

ちはやふる3(2019年製作のアニメ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

 1期と2期の方が面白かった。

 作風が変わったわけじゃないからアニメじゃなくて単純に原作の問題だと思う。不満点を何個か挙げると、まずちはやに感情移入するのが難しくなった。読解力の無さが起因してるのかもだけど、あくまで個人的に。
 クイーン戦を蹴って修学旅行を優先する気持ちって万人に理解できるのだろうか。先生になるために修学旅行に行っとかなきゃいけないって筋が通ってるようで個人的には納得いかなかった。修学旅行って先生になるのに必須なのか?
 あとは周防名人にクイーンになれないって言われたのを根に持って(?)名人戦で原田先生をお手つきで負かされたのを見て(?)「こんな人が名人でいてほしくない」っていうセリフが出たのが意味不明だった。恨めしいってこと?
 そもそも周防名人がちはやにクイーンになれないって言わしめた要因もよくわからない。単純にしのぶより戦闘力が低いからなのか?

 二つ目の不満なところ物語と脈絡のない知識の受け売りが悪目立ちしてるとこ、夏休みの宿題で短歌を作るみたいなのを先生が他人の作った0から1の努力を笑うなみたいなやつとか、元クイーンの人に専任読手の人が子供を産むことで若い人の立ち止まりは種を植えるようなものとか、ほかにもあったけど思想を感じて良い気持ちにならなかったことしか覚えてない。

 ご都合主義っぽい作品が好みじゃないんだけど、この作品も綱渡りでやってたのかもしれない。思い返せば2期にも片鱗があった。それもそれで良いところだったと感じてたけど、3期では完全に意気消沈だった。決して悪くはないけど広げた風呂敷を畳み続ける段階に入ってしまった感。
たも

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