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スタミュ 第2期のakariのレビュー・感想・評価

スタミュ 第2期(2017年製作のアニメ)
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「君から大切なものを受け取ると、君から大切にされていると思えるんだ」貴方にとってのガラクタは、誰かにとっての世界。大きな輝きの隣には思っているより深い闇があります。海斗や魚住、那雪や卯川もそうでした。それぞれ苦悩を抱えながらも、必死に自分らしくもがいていました。なぜなら諦める方法なんて知らないから。星谷の主人公っぷりが気持ちよかったです。彼には目標に執着する者特有のひねくれがなく、夢にだけまっすぐで純粋。team鳳の仲間意識も好きでした。天花寺の「やぼすけ」が悪口から愛情表現に変わったの最高すぎます。今シーズンのやぼすけは語尾にハートついてる。第5幕は海斗の成長が見られた回。前までの海斗ならスランプになった時、感情をむき出しに周りにあたったのではないでしょうか。ですが、たとえ調子が悪くてもチームのメンバーへの配慮や礼儀を彼は忘れてはいませんでした。team鳳の信頼関係がよく見えて頼もしかったです。那雪が作った弁当を縦一列で食べてるの可愛いな。毎日同じものをみんなで食べているという萌え。星谷と海斗が歌ってたら急に魚住が入ってくるのはミュージカルっぽくて面白かったです。海斗を悪く言う北原廉は有罪すぎたけど、空閑に諭されてふつふつと燃え出す姿にニヤリとしました。外部生が中等部組に良い影響を与えてくれるのが素晴らしいです。みんな頑張っちゃえー!
第2期からの新キャラクターたちは最初嫌なやつに見えましたが、同じ夢を追いかけるライバルであり仲間でもあって、その個性にどっぷりハマりました。揚羽くんは美人すぎて一瞬で心掴まれました。歌も超上手です。月皇兄への執着心みたいなの、震えちゃうけどそういうの嫌いじゃない。隣にツッキーみたいな人を置いておきながら全然違う人にツッキー!とか声掛け出したのは笑いました。星谷に懐いた揚羽も可愛かったです。team外のメンバーとも関わりを持って絆を深めていくみんながまた良いんです。中でも前シーズンからの布石がある空閑と虎石の安心感は異常。空閑、北原廉、虎石の3人がクールで好きでした。空閑と北原の低音コンビをぜひもっと見たいです。team漣コンビのやりとりも見逃しがたい。「はいはい、有罪だよね〜」南條さん、くせ者の扱いがうめぇのよ。南條の歌割が少なすぎておかしいので第3期に期待してもよろしいでしょうか!?武内くんをミュージカルアニメにキャスティングしておきながら歌わせないとは何事か!!(荒) ハロウィン回でやっと歌声をしっかり聞けた気がします。北原廉はどんな表情をしていても有罪って言ってそうで、見る度笑ってしまいました。いい口癖持ってるなぁ。OVAで早速「有罪♪」って歌い出すのもオモロでした。前にも思いましたが、team柊はほんっっとに華があるんですよ…。第2幕のミュージカル部分がすごかったです。第1期の海賊のやつの時も良かったし、こういうコンセプトがあればバシッとはめてくるのがまさにスターオブスターでかっこいいと思いました。月皇兄は色々と人間関係を掻き回してくれちゃいますね。魚住をはじめ同期との関係性が興味深かったです。いつの時代も華桜会とは素晴らしい。
第6幕、元華桜会の登場に興奮しました。本当に鳳先輩が好き!鳳先輩って一人でもめちゃくちゃ輝いてるけど、華桜会の中にいるとまた別の輝き方をしています。先輩に可愛がられてる姿も良かった。教え子と先輩たちがまた交わるのがエモくて素敵でした。放任主義的な鳳が実は教え子のことを気にかけているのも良かったです。相関図を書いたらハート矢印が大量にあると思いますが、一つ一つが激重感情な気がするのは気のせいでしょうか。星谷、鳳先輩と共演出来たら告白する流れやん。絶対付き合って下さいって言うやん。「照れくさいよ、ボーイ…」で笑いました。鳳先輩が王子様すぎる…。楽屋で手を取ってくれるシーンと舞台横で跪いて宝物をくれるシーン、それはもうプロポーズでした。
育成枠の発表は鳥肌がたちました。淡々と発表されていくのがリアルで良かったです。星谷の抜擢がまさかのすぎてえー!って声が出ました。北原廉の「ミラクルすぎだろ」ってツッコミがお見事で吹き出しました。間違いない。ラスト、全員でのカーテンコールがあまりにも最高でした。たくさんのことを教わった憧れの先輩がそれぞれにいて、その人を追いかけて一緒に舞台に立つためにみんな成長していく。team鳳と鳳先輩が一緒に踊るのを見ていると、それこそが綾薙学園ミュージカル学科の美しき伝統だと思えました。

元気出していきましょう、ユーザイ!!!北原廉、空閑くんのことめっちゃ無罪にしてくれる。
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