滝和也

荒野のコトブキ飛行隊の滝和也のレビュー・感想・評価

荒野のコトブキ飛行隊(2019年製作のアニメ)
3.8
翔べ!帝國陸軍機
一式戦隼!
空前絶後の空戦バトル、
圧巻の大日本帝國の
戦闘機軍のオンパレード。
まさかの超重爆富嶽!
幻の震電見参!
喜ぶのはハセガワ!タミヤ?
ファインモールドか?

「荒野のコトブキ飛行隊」

まさかの現代アニメに蘇る加藤隼戦闘隊!ヒンデンブルグ級の飛行船の前部ハッチが開き発艦する隼!大日本帝國陸軍が誇る第二次世界大戦初期に海軍の零戦と並び無双を誇る軽戦闘機です。ミリオタには迷彩カラーでおなじみ。

西部劇のような荒野に自治都市が散らばるザブングル的な世界観。70年前に空に穴が開き、飛行機やカレー他の機器や食、文化がもたらされた世界では、空賊が暴れ、自治都市や運輸業者が飛行隊を雇うのがあたり前だった。その中に女性ばかりの凄腕、コトブキ飛行隊があった…

ガルパンの飛行機バージョンですが、学園モノにはできませんから、ザブングル的な世界とドッキング。意外にこれがあっているんです。各話のサブタイトルは西部劇オマージュですからね。

当然ながら見目麗しい女性たちが主人公ですが…それにあわせたかはわかりませんが軽く運動性能が高い(旋回性能)隼が主役機。これかなりスペックとしては下で…。そう敵もすべて大日本帝國の機体。穴は日本とつながってました(GATEと同じだ)ので、ほぼ全部出ます(笑)隼、鍾馗、疾風、五式戦、飛龍、屠龍、零戦21式、32式、52式、紫電、紫電改、雷電、彗星、銀星、100式司偵他…。更に幻の超重爆六発機、富嶽がなんと量産して…敵に。また震電に加え、紺碧の艦隊よりジェット式震電(笑)、セイバーまで登場。

この機体たちが圧巻のCGで描かれ、更に空戦バトルが並の描かれ方ではなく、パイロット目線で思わず酔いそうになるシーンまでえがかれていて、ミリタリーアクションファンには納得の出来。ガルパンなみの満足度がありました。

まぁお話しは…気持ちの良い仲間と悪いやつと戦うというシンプルなもの。その中で何故飛ぶのかという主人公の葛藤を仲間たちを通して描く比較的定番の流れです。まぁ一話の半分以上戦闘機のバトルシーンですからね。割り切ってやりたいこと、みせたいことをやるというプロフェッショナルな作りです。

ガーリーエアフォース、シグルドリーヴァとスカイアクションものを見てきましたが、空戦演出、見せ方はこれがトップかなと。オススメできますね。
滝和也

滝和也