紫猫

3D彼女 リアルガール 第2シーズンの紫猫のネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

病気オチにするなら1クールで綺麗に収めるべきだった。 
構成があまりに酷くて、2クール目は殆どが主人公カップル以外の二組の話。この話自体はすごくいい。2組とも応援したくなるくらい魅力的なカップル。だけど主人公そっちのけで10話近く展開した挙げ句、唐突に主人公達は病気でお別れして7年後の話。
3組の話を上手く折り込みながらクライマックスに持っていってくれれば感動できたのに。少女漫画の傑作たちがいかに構成を練られていたのか思い知らされる。

「半年後転校するの」って言葉を散々引っ張る割には何の伏線も貼らない。百人が百人、初期の段階で病気なんだろうなと思っていたのに、ミスリードも何もなく最終話まで引っ張った挙げ句、結局は病気でしたって。
転校とか病気のくだりを作者忘れてたのではってくらい放置してたのに、最終話付近で唐突に語られても打ち切りを疑うレベルで萎えてしまった。

恋愛話としては本当に良かったのに、序盤の病気の匂わせが気になりすぎて終始入りきれなかったし、早くその点に触れてよと正直長く感じた。せめて所々でその描写があれば良かったんだけど、そんな設定ありましたねってレベルで何もない。謎タイトルの『3D彼女』がもしかして伏線なのかというくらい放置されてて苦痛すぎた。

ヒロインはやっぱり可愛かったし、悠人とありさのカップルが一番好きだったから最初にゴールインしてて嬉しい。
体では一番繋がってたであろうミツヤカップルが別れて、他の男とバツイチになってたのは地味にリアルで驚いた。
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