僕も弓やりたくなってきた。
一昔前だったら「下僕のシーンで友情が芽生えていく」ってのが物語全体のテーマで、そこが主軸となって「連帯感」みたいのが強さに変わる、って物語になってたと思う。大会では負けるけど、悔し涙を流しながら「でも、俺は弓道が好きだ!」と言ってまた次へ向かう、みたいな展開。
更に前なら血の滲む努力?とか。
「天才の物語」が増えた昨今ではやっぱりその要素が主となってる…と思えば、結局何の話なのかイマイチ分からない。ウェット過ぎるし感情説明の台詞も多過ぎて、そっちに引っ張られてる。
『ピンポン』『ユーフォニアム』『風立ちぬ』みたいに天才故の歪みやおかしさが無い。
「努力」「友情」「才能」ではなくて「仲間を信じる心」ってのが今の時代の主流なのかな。気の持ち様だけで強くなる、ってのはどうなのと思ってしまう僕はもう昔の人なのでしょうか。
あと物語的に女子は必要だったのかな。
でも、弓道やってみたくなる位には楽しめた。