滝和也

転生したらスライムだった件 第2期 第1部の滝和也のレビュー・感想・評価

4.0
ホッコリした世界を
打ち破るは、やはり
人のエゴ…

魔物の国ジュラテンペスト
に襲い来る悲劇。
ただ…ただ!幸せに
仲間と暮らそうとしていた
リムルは…。
惨劇の幕は開く…。

「転生したらスライムだった件第二期第一部」

神を信仰するモノ…日本のアニメでは…頑迷なるモノ、人の話を聞かず、自らのみが正しいと言うモノ、不寛容な存在。大概は敵であり、人を容赦なく殺す奴ら…。やはり魔物の国を理由なく襲ってくるのは魔王軍じゃなくて人間。しかも信仰という錦の御旗を掲げた殺戮者。大概己の利益というエゴを隠しています。

そもそも一神教なんて信じてるのは寛容さにかけていて他者を認めない根源なんです。だから2000年たっても、戦争が耐えない。日本人はわかってるんです。至る所に神様がいて寛容さをもってるから。ホントに日本のアニメは確信をついてます。大体教会は悪ですからね…。

とまぁ…中盤から大ピンチ…そして鮮やかな逆転劇と進むシーズン。聖騎士のヒナタが出てきますが…まぁ話にならない…。頑迷とはコノコト。更に久々にひどすぎる虐殺シーンが…。十字軍てこんな感じだったのかなと。更にいかにも日本の馬鹿な若者の転生者たちがめちゃくちゃ腹がたつ奴らで出てきて…死ぬほど嫌になりますが…逆転劇のため。

虐殺には大虐殺で返さざるえなくなるリムルの覚悟が美しく、やはり始末の付け方が圧巻の脚本。それは魔王になりますわなと納得仕切りです。盛り上がり方も嘗てないほどで気持ちも良い。

仲間がやられて、弱肉強食の世界を再認識し、覚悟を決めざる得なくなるリムル。強くなると再度立ち上がるジュラテンペスト連邦の仲間たち、更にその正義に同調して助ける隣国の仲間たちと手に汗握る展開が素晴らしい第二期。オススメです。
滝和也

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