このレビューはネタバレを含みます
結論から言うと傑作でした。
全5話で戸愚呂戦までどんな荒技を…と思って見始めたら、暗黒武術会を扱わないシナリオになっていました。そしてその選択は大正解すぎて、脚本、本当に素晴らしかった。いや、素晴らしすぎる。参りました。
本来なら50話くらい必要なところを削る作業は本当に大変だったろうな、どれもこれも外せないシーンの連続なので一朝一夕では書けなかったろう…。大変だったろうな…。
1話目をオリジナルにしたのも大英断。クライマックスなみの戦闘シーンはこの後のアクションが間違いないことを明示してくれたし、左京の目論見の伏線を張ったことで、全体がしっかりまとまっていた。
あとはもうラストの幽助の一撃へ向けた贅沢すぎる展開。鴉戦のフィニッシュにシマネキソウを使ったり、黒龍波一撃でキメてしまうなど、贅沢としか言いようがない。でもそうしないと戸愚呂戦まで持っていけないので、ここも英断だったでしょう。そしてそんな中でも外せない台詞はしっかり盛り込んでくれてるところが原作ファンとしては嬉しすぎた。
キャストも全員ばっちりハマってたし、アクションシーンの要所要所の決めポーズは漫画並みにかっこよくてキャラクターをよく研究してるのが伝わってきた。ここまで作り込んでくれて本当に嬉しかったです。
全体通して製作陣の心意気を感じる素晴らしい仕上がり。原作知らなくても楽しめるし知っていても楽しめる傑作！ぜひとも続編が見たい〜！
