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幽☆遊☆白書のoのネタバレレビュー・内容・結末

幽☆遊☆白書(2023年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

構成○、演出○、配役と役者の演技はバラつきがある感じで、こんな人気シリーズを総合的によくまとめたもんだなぁという印象でした(えらそう)。
戸愚呂兄弟とのバトルをゴールに持ってきた大胆に短縮した構成は思ったほど違和感なくてよかったと思います。
原作がマンガだけにコスプレ感が否めないものの、月川翔監督の演出によるものか安定感はあったり。
幽助に北村匠海はやや頼りない気がしたけど、東京リベンジャーズ効果なのか見終えると納得の配役。
キャスティングに関しては「ぼくわたしの考えた最高の配役」がそれぞれあると思いつつ、以下、個人的な感想。

幽助=北村匠海○。これまで様々な役を演じて幅を広げてきた彼だからこそ演じられた幽助。最適解的な配役ながら、お見事だったと思います。欲を言えば真剣佑、三浦春馬で見てみたかった。
桑原=上杉柊平◎。他のドラマで彼の演技を見てたからメインキャスト発表時も特に違和感なかったけど、想像以上に大活躍。メインキャストの中で一番はまり役でした。
鞍馬=志尊淳○寄りの△。そもそも難しい役だけど、もっとクールな顔立ちの人がよかったかな。妖狐になってからはむしろ似合ってた。ネコ(キツネ)耳の志尊淳のかわいさでやや○補正。
飛影=本郷奏多△寄りの○。ややコスプレ感が強いというか、見た目は合ってるけどなんか2.5次元っぽい演技が気になった。その点、北村匠海は幽助になろうとする気概が感じられて、その演技トーンの差が気になった。
ぼたん=古川琴音△。どうする家康の時と似た演技のトーンなのと、ビジュアル的に合わなくてどうも浮いてた。個人的には堀田真由で見たかった。
雪菜=見上愛△。申し訳ないけど、彼女の厚い唇は雪菜に合わない気がした。伏し目がちなショットでは合ってたと思うけど。むしろ古川琴音を雪菜にしたらよかった気が。
その他脇役は割りとよいキャスティングで、雪村螢子の白石聖、コエンマの町田啓太、左京の稲垣吾郎、戸愚呂弟の綾野剛、戸愚呂兄の遠藤賢一、玄海の梶芽衣子(豪華……!/よかったけど安達祐実の老けメイクでも見たかった)、中でも鴉の清水尋也はなかなかよかった。
地味にベスト脇役賞は垂金の春海四方。冨樫義博先生の描く悪い成金野郎のビジュアルを見事に再現。演技も悪さがにじみ出てて最高でした。
配役と演技のトーンにバラつきを感じつつ、それでもコンパクトに幽☆遊☆白書の実写化ドラマを見られて面白かった。
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