シは幸せのシ

哲仁王后(チョルインワンフ)~俺がクイーン!?~のシは幸せのシのレビュー・感想・評価

5.0
まずはめちゃくちゃ個人的な感想ですが、『黄金の私の人生』でシン・ヘソンさんが演じた役の悲壮感がとても苦手に感じて以来、「可愛そうな役=シン・ヘソン」という感じで、30だけど~も観ていたのですが、このドラマにおけるシン・ヘソンを観たあとは、めちゃ好きー!となりました。
これから彼女が出演するドラマには期待を持って接することができる嬉しさも込めています。
悪口も軽口も卑下する言葉も、もう全部言っていい。言わないと伝わらないしわかってもらえないから。
歴史ドラマではあるけれど、現代からタイムトリップした主人公を通して、その時代の階級制度の理不尽さをきちんと訴えた上に、今の時代に通じる問題点も訴える。
韓国ドラマのそういうところが好きでハマってみちゃうんだよなー、という良いドラマでした。
あと、OSTのラップもドラマを軽くするのを手伝う感じで良かった!
社会問題って、重く扱わなきゃいけないもんではなくて、ただ、少し、ちょっとしたことを解決することの積み重ねで、振り返ると、大きな岩があんなに小さく砕けた、というものになると思っています。
好きなものを通して、それができる時代になったことを肌で感じられる社会だからこそ、近くにそういう人が居なくても、少しずつ、異を唱えられる風潮が作れたら良いなと思っています。
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