勝沼悠

オビ=ワン・ケノービの勝沼悠のレビュー・感想・評価

オビ=ワン・ケノービ(2021年製作のドラマ)
3.7
 エピソード3から10年後。ひっそりとルークの成長を見守るオビワンにレイアが誘拐されたと連絡が入る。

 全体的におまけという感じは否めないか。新しく何かという感じではない。だが、それでもオビワンとアナキンが対峙する様には特別な興奮を覚える。
 この話って目的がある様でその目的を信じらず惰性で毎日を過ごしている中年がもう一度立ち上がる話ではないか。潜伏しルークを見守っていたはずのオビワンは実は希望を失っていた。だから弱くなっていたし、クワイ・ガンも見えなかった。それがレイアらとの出会いを経て希望と力をじょじょに取り戻していく。このオビワンならモールにも勝てますな。

 既知感があるなと思ったが、『オビワン・ケノービ』ってアニメ『クローン・ウォーズ』のシーズン6や7に似ている気がする。目新しさはないが、スターウォーズのストーリーの隙間を絶妙に補足して物語をさらに重厚にしていく。
 実写では初めてか。今後のスターウォーズドラマもこのパターンがいくつか来そう。
勝沼悠

勝沼悠