FRANCIS

キャシアン・アンドーのFRANCISのレビュー・感想・評価

キャシアン・アンドー(2022年製作のドラマ)
4.8
 他のドラマ群とは一線を画す、派手なアクションは控えめで会話劇を中心とした、大人向けのスター・ウォーズ。

『ローグ・ワン』のトニー・ギルロイが製作を務め、リアリズムを追求した演出はここでも引き継がれている。

『マンダロリアン』などで使われたボリューム撮影から一転、野外ロケとグリーンバックを多用した立体感ある映像が印象的。

モン・マスマ、影のフィクサーであるルーセンなどアンドーを取り巻く人々の群像劇も主役にフォーカスが当てられた他ドラマとは異なるもの。6~8話では描けないボリュームがドラマの厚みにも直結。

未知なる惑星の文化習俗を深く掘り下げ
、帝国の巨大兵器部品下請け工場の過酷な労働環境に迫る、ニッチな渋さがマニアには堪らない。
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