ばきちゃん

刑事 蛇に横切られるのばきちゃんのレビュー・感想・評価

刑事 蛇に横切られる(1995年製作のドラマ)
3.3
高倉健主演の30年前くらいの刑事ドラマ。部下だった交番勤務の巡査が刺殺され拳銃を奪われる事件発生。(殺される巡査が石原良純なのが意外すぎて密かにウケた)
高倉健扮する刑事は、逆恨みされた犯人に妻を人質に取られ殺され、犯人を射殺して降格人事に遭うという過去もある。巡査を殺した犯人を探している中で、銀行副頭取殺害事件と同一犯という線がでて、兼ねてから顔馴染みの小林稔侍扮する刑事と協力して事件を解決するというお話。事件解決の発端となるのが、巡査の「犬」というダイイングメッセージと副頭取の愛犬の毛だった。
古いお話だけに、展開が単純といえば単純。伏線の多い現代のドラマから見れば、
刑事ドラマとしては物足りない。事件そのものというより、刑事の生き方、人間の本質みたいなところに焦点の当たったドラマだった。最後に、映像にかぶる形で、エンディングソングを高倉健が歌ってるのが、任侠ものの映画のようで、これも私的にはウケた。真面目なお話なのに、笑いのネタにしたがる自分をよくないと思いながらも、ツッコミしたくなって困った。ただ、
犬と飼い主の絆を思わされる場面では、
泣いた。一緒のお墓に入れてよかったね。
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