まず胸糞悪いのを覚悟して観ても越えて胸糞悪かった。それでも『復讐モノ』だし、それは仕方ないなぁ…竹野内豊さんで珍しいし…他の俳優さん達も好きな人ばかりだしなぁ…と観て。
こういう『復讐』が題材になる作品は、その動機にどれだけ納得できて共感できるか？が必要なのはわかるけど、あまりにこの作品ではしつこく感じた。被害の残酷な描写が本当に長く何度も執拗に出てくる。そこでうんざりしたし飛ばした。
それくらい犯罪加害シーンがこれでもかと出てくるのに、加害者への視線はえらくあっさりしてるしなんなら綺麗めに撮ってるように見える。そういう演出（被害の理不尽さや正義や法への提起）、と読み取る事はできるかもだけど、じゃあその演出目的のために女の子達をこの作品はこれだけ酷く扱って観せるんだなぁと思う。それがとても残念。出来ればこの復讐を起点とした、周囲の人の親子の物語をもう少し丁寧に見せて欲しかった。
