同タイトルの寺尾聰さん主演映画を観た事があり内容は既知。ですが内容もディテールも50倍ぐらいブラッシュアップされていて音楽は100点満点。お手本にしたいくらい良かったです。
映画の方は胸をかき乱される思いがあり主人公の葛藤に他人ごととは思えないほどの感情移入しました。
一方こちらはこの物語が初見ではなかったためか、不思議と感情を揺さぶられる事はなく、追う者と追われる者との追跡劇として不謹慎にも楽しんでしまいました。
新たな要素も問題提議も沢山加わり内容がより濃かったです。演出も細かかったですね。
なにより追跡劇としての演出が秀逸過ぎてそっちの方を楽しんでしまったのでちょっとした罪悪感すらあります。