大河ドラマに正しい時代考証なんて求めるつもりはないけれど、築山殿の設定がめちゃくちゃ過ぎて前半はあんまりにも酷かったし、前半だけならまだしもラストまでそれがずっと尾を引いて話が殆ど破綻していた。それに加えて途中でいきなり出てきたモブキャラをメインにしたりする展開や明らかに時代背景を無視した設定の話が多くてキツ過ぎた。
さらに家康があまりにも聖人君子に描かれていたので気持ちが悪くなってしまいました。
後半は北川景子迫真の演技もあってかなり持ち直してそれなりに楽しめたけど最終回が微妙。
そもそも茶々が家康を恨む理由もめちゃくちゃに描かれていたので、酷い脚本の中よくここまで演じれたと思う。
去年の鎌倉殿の１３人が稀に見る良作でその次に来たのも不利でしたし、ジェンダーやフェミニズムを全面に押し出した脚本を途中路線変更したり、コメディ路線も中途半端で終始地に足のつかないブレた展開に最後まで落ち着いて見ることが出来なかったのが残念です。
ちなみに古沢良太氏の「デート」「リーガルハイ」がすごく好きなので、もっとコメディに振り切った古美門みたいな悪くて賢い家康を見たかったですねー！
