うーとたー

シーシュポス: The Mythのうーとたーのネタバレレビュー・内容・結末

シーシュポス: The Myth(2021年製作のドラマ)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

タイムスリップものは結局つじつまが合わずうまく収まらないか、悲しい結末になる…それを消化させるには、転生やあの世で…みたいな話になるかな〜と予想しながらも最後まで見てしまいました。
個人的には、男のテスルが頭脳で勝負し、女のソヘが戦いに長けていて身体能力で勝負するという設定が魅力的♪
その設定の中でいろんなことを解決して行く様が面白かったです。互いの魅力も伝わってきました。

ただラストなんですよね。ラストだけ除きたい気分に陥ります。
ラストは、タイムスリップという設定上仕方ないのかな?
テスルが死ぬことで解決するじゃん!でも死んでほしくない!とストーリーの序盤から思ってもやもやしていましたが、そこをテスル本人が「最初からわかっていた」「もがいていた」で、私のもやもやを消化。けれども、結局死ぬしかなかったのが悲しい…。
最後は何か他に解決方法がなかったのか?テスルとソヘが幸せに暮らす方法は無かったのか?と思ってしまいます。設定上難しいとは思うけど、何とかしてくれる脚本家はいないものか…。
それと、結局は既に終わった悲劇を何度もやり直そうとしている訳で、結局過去に戻ることに何の意味があるのかとは考えてしまいます。
タイムスリップものと転生ものは、その人の人生のハッピーエンドはないことが多く(ハッピーエンドは今のところ見たことがないです)、シーシュポスも類にたがわずでした。
そこだけはモヤモヤがありますが、毎回楽しむことはできました。
主人公の二人がかっこいい一方で頼りないところもあり、支えたくなる…そんな気持ちで毎回サポーターのような気持ちで見て楽しかったです。
ラストのテスルとソヘのシーンは謎だけど、二人が平和に安らいでいるシーンはひとときだけですが幸せな気分になりました。

蛇足ですが、パク・シネはこういったジャンルの方が映えるなって思いました。
うーとたー

うーとたー