LeiaK

ヴィンチェンツォのLeiaKのレビュー・感想・評価

ヴィンチェンツォ(2021年製作のドラマ)
4.3
【ストーリー概要】
イタリアでコンシリエーレ(マフィアの顧問弁護士)&暗殺業をやっているヴィンチェンツォが久しぶりに韓国へ戻り、古ビルの地下に隠された中国マフィアの埋蔵金を巡り、バベル財閥との法務戦争に巻き込まれていくお話。
このドラマの見どころは弁護士であるヴィンチェンツォのダークヒーロー感と、テーマである「復習」と「悪には悪からの武力行使を」。

最初は金を取り出す事だけが目的だったのに、ビルの住居者と親密になっていくうちにイタリアンマフィアの美徳でもある「人情」や「ファミリー愛」が芽生えて、あれよあれよという間にバベル財閥との裁判(抗争)に加担していって、話が進むにつれてヴィンチェンツォの過去や、国の悪事や裏社会が絡みだして大きな問題へと事態が発展し、ストーリーの面白さが増していく。

【感想】
ソン・ジュンギはツラがイイな。知的な優男を演じさせたらピカイチなソン・ジュンギなので弁護士姿がとにかくハマっているし、そこにプラスして躊躇なく武力行使する物騒さがギャップ萌えと言いますか、何この野蛮で知的なイケメンは?どうかしてるぜ抱いてくれ…って思いながら鑑賞してました。笑
汚いことをするクズには制裁を。俺は正義なんか主張しない。をモットーに動くヴィンチェンツォには常にスカっとさせて貰えます。

シリアスに見せかけてギャグ要素が多いのもまた面白い。メリハリがあってどんよりしないし、クールで孤独な男ヴィンチェンツォがお馬鹿な住居者達に振り回されながらも、少しづつ人との繋がりを学んでいく展開には心がほっこり。
ヒロインが勝ち気でじゃじゃ馬なのも個人的にはすごく好みで、韓国ドラマによくみる整形サイボーグとはかけ離れたアジアンビューティなルックスも推せます。主演二人が並んでるシーンは画面に美しさが広がっている!

ヴィンチェンツォの部屋に居座って出て行かない鳩を「インザーギ」と名付けてるのが地味に好き。何の皮肉?笑

残すところあと4話、配信される日を心待ちにして過ごしている今日この頃。
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