ゲイリーゲイリー

瞳の奥にのゲイリーゲイリーのレビュー・感想・評価

瞳の奥に(2021年製作のドラマ)
2.5
デイビットとアデルの秘められた過去、主人公・ルイーズの抱える夜驚症。
そしてルイーズ、デイビット、アデルの3人の関係性がリーダビリティとして、またクリフハンガーとして見事に役割を果たしている。

じわじわと真相へと近づいていく展開にはもどかしさと焦ったさを覚えつつも、一つずつピースが当てはまっていく感覚は癖になる。
6話構成ということもあり、決してダレることなく物語にのめり込ませる牽引力とテンポを維持することに成功。

ただ、肝心のラストは腑に落ちない。
確かに予期せぬ真相は、「どんでん返し」という言葉に相応しいものの、そこに着地するのであれば序盤からもう少しその手の伏線を張るべきなのでは?と思ってしまった。
中盤までの展開には惹きつけられていたが故に、ラストでの力技が余計に残念。
あと、ラスト以上にビックリしたのがアデル役の女優さんがU2のボノの娘だったこと。