2021年春ドラマで面白かった順位:5/6
ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★☆☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
世間的にはどうだったのかわからないけれど、個人的には正直微妙なドラマだった。
とにかく、あいこ(吉岡里帆)と清一郎(鈴木亮平)の結びつきが不自然というか、「そうはならんだろ」としか思えなくて。。。
もともとの設定は好きだった。
超人気少女漫画の作者である苅部マリア(鈴木亮平)先生が、
実はイカついおっさんだったっていう振り切った設定で。
ハリウッドスターと比べると、見た目にインパクトある知名度高い役者が少ない日本で、鈴木亮平って本当に貴重だと思った。
ガタイも顔もイカつくて(これハリウッドだったら、ドウェイン・ジョンソンにやって欲しいけどw)。
でも、肝心のその後の展開が微妙だったなー。
前半は吉岡里穂のコスプレドラマかって思うほど、彼女のキャラ変身に寄ってて、「これ、どうやって清一郎とくっつくんだろう」って疑問しかわかず。
後半になって、ようやく人嫌いだった清一郎が人らしくなってきて。
それまでずっと漫画という虚構の世界の住人だったのが現実世界に入ってきて。
まあ、全然タイプが違う人間といっしょに暮していたら、何かしらの変化はあって然るべきだとは思うけど、そもそもタイプが違う人といっしょに住みたいとは思わないだろうし、この2人ぐらい違うなら、家出てくだろって思った。
それを引き留めたのが、清一郎があいこの初恋の人の兄だったということと、その子供がいるってことなんだろうけど、それだけでストレスフルな同居生活するかなっていう違和感。
そんな関係性で恋仲に発展するってのも、なかなか考えづらいよな。。。
そして、終盤で起こる清一郎が恋をしてしまったせいで漫画が描けなくなるという事件。
ここで『映画大好きポンポさん』のセリフを紹介したい。
「満たされた人間っていうのは、満たされているが故にモノの考え方が浅くなるわ。だって、深く考えなくても今幸せだから。幸福は創造の敵」
僕はこれが清一郎にも当てはまったのかなって思ってた。
でも、最終回で言ってたのは「自分は天才がゆえにひとつのことだけに集中してしまう。恋愛したことで漫画のことだけを考えるというルーティンが変わってしまった」という自己分析。
わからなくもないけど、、、イマイチつながりが見えにくいかな(ちなみに、クリエイターが幸福を感じるとダメになるのは本当なのかは知りたいw)。
結局、後半は恋愛に焦点が当たりすぎて、漫画の創作上の苦悩ってのがオマケっぽくなってしまった印象。
それなら、クリエイターな職業である必要性があまりないんじゃないかなって感じてしまった。
で、恋愛自体も2人がくっつくところに違和感がありすぎて、キュンがないっていう。。。
このドラマで唯一面白かったのは、最終回で清一郎がメッチャハイテンションで「モッツァレラチーーーズ!!」って叫ぶところかな。
昔、たまにそのゲームで遊んでいた身としては懐かしい(笑)
それにしても、いまだに異業種交流会であんなことしてんのかな。