周りに打ち解けられないイェン・リャン。
それでも場の雰囲気になじもうと頑張ってる姿が微笑ましい。
今回は特に地味な装いでイギリスドラマを観ているような寒々しさ。
過去の事件と現在の事件。
ふたつの事件の接点があきらかになるにつれ、浮かび上がるそれぞれの背景。
ハッキリ言って今回はイェン・リャンは居ても居なくてもさして重要な立ち位置ではない。その代わり、ストーリーがぶ厚い。
何十年にも渡って続く殺人事件の謎。それを追う背景が泣ける。
過去と現在を行ったり来たりの展開であるが、過去を丁寧に掘り下げて描いている分、現在がより明確に活きている。
ストーリー的には三部作の中でロング・ナイトが一番好きだ。
良質のミステリードラマをお探しの方は是非鑑賞して欲しい。