初めての中国連続ドラマ。
原作者は中国の東野圭吾と言われる人気ミステリー作家です。
中国のレビューサイトで驚異的な高得点を獲得して2020年のナンバーワンドラマに輝いたことがよく分かるクオリティ。
2010年、2003年、2000年と3つの時間軸でストーリーが進みます。
2010年にスーツケースの中で死んでいた検察官江陽が実質的な主人公。
彼が権力の腐敗と戦っていく2003年パートと、彼の死の謎に迫る2010年パートがカットバックされながら真相へとたどり着いていく王道展開で、さらに登場人物も魅力的。
露骨に証拠を隠滅されまくり、罠を仕掛けられて絶望的になりながらも戦いをやめない江陽たちの気概は激アツです。
新聞社に一枚づつ送られてくる意味深な写真の断片や、容疑者の謎めいたセリフ、事件の周辺をうろつく謎の人物などはミステリーとしての外連味も充分。
汚職が正義な中国(イメージです)とは思えない清廉なハートを持った人たちが織りなす高品質ミステリードラマ。