普段は一気見出来ない性分だが、惹き込まれて最後まで止まらなかった。
本当にいい話だった。80年代、宗教的にも社会的も罪悪視され家族から離れ、職場でも息を潜めてたLGBTの仲間たち。当時はネットもなくHIVの情報もほぼなし。仲間が一人ずつひっそりと亡くなっていく。
40年前の社会はこうも保守的で偏見に満ち生き辛かったのか。雰囲気は明るく音楽も80年代のヒットソングを上手く使っている。必要以上に深刻だったり感傷的でもないけど胸が締め付けられるような作品で、最後には泣いてしまう。感染という意味で今のコロナのパンデミックの示唆に富んでいた物語だった。
ここ数カ月では満点のミニシリーズ。