このレビューはネタバレを含みます
「羊たちの沈黙」シリーズは原作も読了済みです。
少なくとも映画「羊たちの沈黙」視聴後でないと人間関係も時代背景もわからないままになると思います。
吹き替えではなく字幕版で視聴。
ストーリーとして面白かったかと言われるとちょっと微妙でしたが、映画公開時にトランスヴェスタイト、トランスジェンダー、精神疾患に対する偏見を助長するとして批判の声が上がった部分を、多少強引ではありますが何とかしようと考えた上での脚本だと思いました。
キャサリンとクラリスのフラッシュバック、解離の体験やサバイバーが抱える心理の表現が素晴らしかった。
私も自分のフラッシュバックや解離を第三者に説明するのがめちゃくちゃ難しいです。
映画初見の時からキャサリンのその後が知りたかったので、共感しながらの視聴でした。
ただキャサリンがジェイム・ガムの母親に怒りをぶつける発想は私には「?」でした。
母娘の葛藤からの流れでぶっ込んだ感が…。