めちゃめちゃよかったなあ。
美しくてエモーショナルな映像。寄り添ってくれる穏やかな音楽。決して派手ではないけれど、柔らかな希望はすぐそばにあると気がつけるようなストーリー。
オムニバスなのが勿体無いくらいだった。でも、単発のドラマだからこそ余韻が残るんだろうなあ。
コロナ禍を描いたドラマはこの数年でちらほら見かけるようになったけど、見た中では一番好きだな。
どれもこれも変わってしまったからこそ気がつける幸せのお話で、全部じんわりときてしまった。
「たまに遠く感じる、君のことが。
遠く感じるなら、もっと遠いものを一緒に見よう。」
「人も場所も全ては無くなる。
それでも人生は無意味じゃない。きっとそこには痕跡が残るから。
それがほんの微かで、いつかは忘れ去られるようなささやかなものであったとしても。」
冒頭から始まって最後に繋がれる言葉がどれも素敵だったな。
