中川龍太郎作品は30分程度のドラマでも十分満足感があるけど、ストーリーにもよるなと思ったのが正直なところ。
個人的には1、2話がめちゃくちゃ登場人物の心情描写に重きを置いてて、言葉なくしても気持ちの重みが伝わってくるのが良かった。
4話は、セリフもあまり無いしストーリーはすごく短調だけど「頑張ってる人の姿を映すのにセリフなんていらないよな」と感動させられるほどの画面の説得力があった。
5、6話も、2話分でセットになっているからこそ話の奥行きが感じられたし、人物の心情の理解度も増したので構成としてものすごくレベルが高い。
7話目は少し自分語りが多すぎてミュージックビデオ感が強かったし、肝心の最終話は観る人を感動させるには先生のバックグラウンドの掘り下げが少し足りないかな?と思った。
ばらつきはあれど、全体的に素晴らしい作品になっていて期待通り。好きな話は定期的に見返してみたい。