ひば

イエロージャケッツ シーズン2のひばのレビュー・感想・評価

4.5
形骸化、シンボライズを突き詰めた話だった。切羽詰まった時自責の念から目をそらすため他者を介在させる、最初は人そして事象とどんどん抽象化して焦点を合わせないまま通り過ぎようとする。自分が今どこにいてどこへ向かうか、それも象徴に任せておく人生への無責任さ。善意が弱さとされる環境、いやすぎるな…とほんとうに厳しい面持ちで見終わった。数分前まで腕組んで飲んで騒いでたくせに、『やつが死んだか…』の面構えをやめろ。ほーらみんなだいすき女子高生のサバイバルだよおの気持ちで入ったらえげつないもんで溢れてて叩き潰してくるまぁそれは誠実と言うのかもしれんが。介護と排泄系がちゃんと見れるのはよいことですね。
S1は過去編の方がすきだったのにS2はおぞましくてたちへんストレスがかかる、過去編を映すな、過去も今もカルト教団見せられてるけどその場で不確立性をもち偶発的に急成長していく未成熟カルトの方が見ててきつい。すべての事象こと森の恩恵が捧げ物との交換で成立してると思い込むようになって、あの出来事も験担ぎがなかったらもっと酷くなってたかもしれないし…と日常的に拡張されていくのがとても宗教とはを実践してる感じがして怖くなったな。全部ロッティの思し召し教。彼女見てると『燃えあがる緑の木』のギー兄さん思い出すけど、ロッティはコミュニティに対するつなぎの能力が他より秀でてるだけで、あの地でもはや超常にも値する善を引き起こすことより不和を避けることで担がれ責任を押し付けられ信仰されているような。ロッティが小動物から極道になっていく今はカルト教団で落ち着いています。なんだそれは。現代ロッティがちょくちょくローラを思い出しているとこにドキドキするのでわたしはロッティ×ローラですね…まぁ亡くなったんですが…ロッティを導き殉教したので…S2はロッティメインストーリーだけど、S2もショーナがぶっちぎりでやばい!意識的なやばさが熟成されてる!ラムジーかて!わたしはジャッキーが一番すきと思うんだが脱落して正解よ生き残れないわよこれは。逆にもう過去への償いを解離だけで済ませてるタイッサ見てると怖いよ。タフに生きるってまぁそういうことではないじゃん…
7話でオープニングがちょっと変わったのはなぜなんだ
クリスティーナリッチとイライジャ兄さんのなんか全然よくわかんない映像を見せられ時代背景相まってある種の感動が押し寄せた、『この世に私の居場所なんてない』みたいなことになってるんだけど、こっちは相方がショーナでこっちもやたら特化型の強さなんだよ(メラニーリンスキー)
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