社会のダストダス

イエロージャケッツ シーズン2の社会のダストダスのレビュー・感想・評価

3.7
評価はそんな高くないけど面白かった。

1996年、高校の女子サッカーチーム“イエロージャケッツ”は、全国大会出場のために飛行機に乗るが開催地に向かう途中で山奥に墜落、1年半後に発見され救助される。事故から25年後の2021年、生還したかつてのチームメイトたちの周りで不可解なことが起こり始める。

シーズン1では現代編が少し薄味に感じたけど今回は良い塩梅だったと思う。逆に衝撃的な退場で幕を閉じた過去編は今回少し停滞気味に感じた。過去編現代編でそれぞれ違うキャストが同一キャラクターを演じるが、これほどメインの主人公が好きになれないドラマも珍しい(笑)

現代編ではシーズン2で生還していることが明らかになった旧友二人がレギュラーに追加され、イライジャ・ウッド演じる私立探偵も加わりキャストの層がかなり厚くなった印象。そんな中でも意外にもMVPだと思ったのは、ある意味全ての元凶といえるショーナの旦那さんジェフ。奥さんの狂気の一面に戦慄しながらも家族を守ろうとする健気さに惹かれた。

過去編は舞台設定上代わり映えのしないメンバーだが、現在編のサイコトリオといえるショーナ・ミスティ・ロッティが徐々にヤバめな変化をしていきストーリーの中心に。推しのソフィー・サッチャーのナタリーは前半は出番少なめだがやっぱり上手いし可愛い、好き。ナタリーは過去編の最後の良心といえる存在だけど、どうして今はあんなヤク漬けのグレたおばさんになっちゃったのかは次シーズンで語られるのかな。

二つのメインストーリーは対照的なラストを迎えた、シーズン3がラストっぽいので綺麗に完結してほしい。イライジャ・ウッドは結局何なのかよく分からない人だし、でも、クリスティーナ・リッチとの変人タッグは好き。次はソフィー・サッチャーちゃん増し増しな予感なので期待してます。