ハリコ

生きるとか死ぬとか父親とかのハリコのレビュー・感想・評価

生きるとか死ぬとか父親とか(2021年製作のドラマ)
4.1
ジェーン・スーというコラムニストが、実の父親とのなんとも言えない関係性を綴ったエッセイのドラマ化。

知っている人には絶大な人気を得ている彼女。ほとんどテレビに出てこないので知らない人のほうが多いだろう。

ジェーン・スーを知らなくても次の3人の役者のファンなら是非見てほしい。吉田羊と松岡茉優がジェーン・スー(トキコ)を演じ、國村隼がかっこわるくどこか憎めない父親を演じる。

ラジオのお悩み相談コーナーで何千人もの悩みを聞き、的確なアドバイスや時には怒りも見せる万能オカン的存在ジェーン・スー。そんな彼女の自伝となれば、そりゃあすべてをさらけ出さなければならないでしょう。

彼女の凝縮されたストーリーを名優たちが見事に表現している。國村隼がこんなにも繊細で優しい演技をしている作品を他に見たことがない.....。

もちろん、ラジオ『生活は踊る』や『オーバーザサン』のリスナーなら絶対に見てほしい。ジェーン・スーをさらに好きになるのは間違いないですよ。
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