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シグナル 長期未解決事件捜査班スペシャルのmaroのレビュー・感想・評価

3.5
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

韓国ドラマのリメイクで、日本では2018年の4月〜6月に放送していたドラマのスペシャル版。
刑事モノだけど、時空を超えた無線機を使って、2つの時代から事件を解決していくっていうのが面白くてけっこう好きだった。

で、なんでこのタイミングでスペシャルドラマがやるかっていうと、4/2から劇場版が公開されるから。

このドラマは、2つの時代が交差していくところが見どころなんだけど、正直、今回のスペシャルドラマでは、ちょっとそれが薄かったんだよね。
連続ドラマ版と比べると、時空を超えてやり取りするシーンはそこまでなく、けっこう現代パートだけで話が進んでいった印象。
しかも、20年の時間経過があるにも関わらず、20年前と現代とで両方出てるキャストの見た目がほぼ変わっていないのは違和感あったけど(笑)

それでも面白いなって感じたのは、連続ドラマのときにストーリーやキャラクターがしっかり作り込まれていたからだと思う。
単にタイムスリップするんじゃなく、無線でしか時空を超えられない上に、ごく限られた時間しか通信できないという制限の中で、健人(坂口健太郎)と大山(北村一輝)が必至に事件を追っていく姿は見ごたえあるし、引き込まれる内容だったから。
特に、健人の過去に関わる兄の死の真相はすごくハラハラした。

まあ、今回のスペシャルドラマは、映画に向けての予行演習みたいな感じだとは思うけれど、3年前のドラマなので、事前にこういう形で世界観をおさらいさせてくれるのは好感持てる。
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