あでぃくしょんBBA

ドリームハイのあでぃくしょんBBAのレビュー・感想・評価

ドリームハイ(2011年製作のドラマ)
5.0
2013.03.DVDで鑑賞

私には画期的なドラマだった。
2010年代初頭までの私は、周囲が次々と韓流好きになっていく理由がさっぱりわからなかった。年齢世代にかかわらず、友人知人らが「これいいよ」とDVDを貸してくれたけど、時代ものも現代ものも政争を挟んだドロドロとした愛憎劇か、暗くて汚い(主演男性が土間の水場で放尿する等)やつだったので、生理的に受けつけきれなかった。

ところが、2013年3月。
知人の中でも特にエキセントリックでミーハーな奴(♀)が、わたしを車に拉致して、無理やり本作の第1話と第2話をみせた。
ハマったね。奴の思惑通りハマった。
まず主演の一人、登場したばかりのオク・テギョンの笑顔にやられた。そこから1エピソード内に緊張と弛緩を詰め込んだストーリーと多彩なキャラクターにやられた。
次の日から、レンタルビデオ屋で続きのDVDを借りてネットカフェで観る日々が始まったのは言うまでもない。

まさか、韓国でこんなドラマがつくられるとは。
韓国に、こんな爽やかで面白くて、泣けて楽しめるドラマをつくる力量があったとは。
ラストエピソードではボロボロ泣いたよ。ネットカフェで。
素晴らしいよ。

『ドリームハイ』、私の固定観念をくつがえしてくれてありがとう。
そして変態知人よ、あのとき拉致してくれてありがとう。
あでぃくしょんBBA

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