碧

鎮魂の碧のレビュー・感想・評価

鎮魂(2018年製作のドラマ)
5.0
元々、韓国映画の湿度の高いおじさんs' ブロマンスが好きなので、次に見る中国ドラマはウェットなのが良いなあと思い、比較的ウェットそうなこれを。

中国ブロマンスは役者さんの役者魂をめっちゃ感じるから好き。
胸がめちゃくちゃ痛いけど…好き!!(はいはい)

このドラマは原作小説がBLで、規制上、ドラマの中ではBL描写はできないということでブロマンスとして描いてますが、ちょっと検索したら、ドラマの宣伝画像?は普通にBL描写なものがいっぱいあったんですけど…。忖度しないで、規制されてないならまずはやってみる中国の国民性、憧れます…
最終的には、ブロマンスドラマのブームが盛り上がりすぎて、BLのみならず、ブロマンスドラマすら、規制されて製作できないようになってしまったみたいですけど…

『同居人は名探偵』は中華民国の時代の話だし、このドラマは、地球ではない、海星という別の星の話で、現代の中国が舞台ではない。だから、治安当局(仮)が万能ではないし、失態もあれば問題のある人物もいる。主人公側の人間が治安当局の人間を殴っちゃったりする。
ということで、ある意味、西洋的な?資本主義国家的な?世界観、価値観を感じて、何となく意外な気もしたりする。

原作読もう…。





【ネタバレ】






よそからやって来た宇宙人が太陽光を必要としないからといって、既にその星に住んでいた人間は、その宇宙人たちに地下に住むように強制できるのか?というのは、リアルに考えれば難しい問題だと思う。
その宇宙人固有の能力を、地上で使うのを禁じることができるのか?というのも。
理念としてはお互いが尊重し合えればいいのだろうけれど、現実はそうはならないだろうとも思う。
このドラマでは、共存というよりは、地下にも光を与えて完全に分離するという解を出していたけど…それも一つの正解か。現実性はともかく、理論上は。



【後日追記】

教授って、最初は所長に思い出させようとしてるような気がするけど、どの段階で、"覚えてないんじゃない、まだ出会ってないんだ"って気づいたんだろう。
2話の時にはもう若干説教モードに入ってるから、"まだ出会ってない"という風に切り替わってきてそう。

所長は所長になってそれなりに年数が経ってそうなのに、その間、黑袍使に会うことがなかったというのはどういうことなんだろう。
その間、彼らはどんな捜査をしてたんだろ。

5話の時点で、教授は「私の残り時間はどのくらいあるだろうか」と言っているから、もう終わりを覚悟してるということだよね…。
所長の向かいに引っ越したのは、近くで守りたいというのもあるけど、いつ終わるかもしれない時間を、少しでも側で過ごしたいという気持ちがあったんだろうね…。

なぜ老楚と教授が特調所のバリアを通り抜けられるんだろうと思ってたけど、8話でスタンプを押せば良いって話が出てたのね。
老楚はそれでいいとして、黑袍使は何で最初からバリアが関係ないのだ…?

そういえば、林静の闇の力測定器で黑袍使の力が検知できないというのも謎だったのだけど、最後の「沈巍の力は闇の力じゃなかった」というのに関係してるのかな。その意味もいまいちよく分からなかったんだけど…。

『陳情令』は吹き替え(声じゃなくて姿の)の役者さんがすぐ分かったので結構気になったけど、『鎮魂』は、私が鈍いのか、2周目まで気づかなかったわ…。

10話まで、所長はあの銃を使ったことがなかったのかな…
10話のラストの所長と黑袍使の台詞ってちょっと変よね。所長の言ってる聡明な男って誰…?黑袍使のこと…?

27話で所長が教授に言う前に、13話で教授が所長に「1番の親友だと思ってたのに」って言ってるんですね。
しかし13話で所長は本当には教授を撃ってないのかな。燭九は後ろを向いてるから、教授には当ててないということか。
祝红は地星人じゃないのに、なぜかすり傷とはいえ傷を負ったのかというのも気になる。

所長の待受が鬼灯なのはなんでなの…。

16話。「上古秘聞録」を特調所に持ち込んだのは所長のお父さん!?どういう意味が…
碧