マグトーニーの娘に次ぎ今度はプロフェッサーXの息子。ほんとX-MENシリーズは同じ事の繰り返ししかしないわあ、まあ観るけどね！と挑んだドラマでしたが…あれ、いつものループじゃない！なんだこのカルトドラマは！
まず撮り方がカルト映画のそれ！カルト映画を漁ったことのある者(←病的)ならピンと来てしまうだろう、左右対称的なアングルだったり、光や音の使い方だったり、飛んで火に入るじゃないけど惹きつけられて、観ているこっちが取り込まれてしまいそうな、潜在的に何か刷り込まれているような、そんな不安感にゾクゾクする！このシーンはどのカルト映画を参考にしたの？って逐一聞きたいくらい(笑)。
ただあくまでアメコミ、カルトは風味。グロテスクなシーンはそんなになく子供でもギリギリ行けるか行けないかくらいの。逆にグロテスクシーンあまりないのにここまで気持ち悪く仕上げている事を評価させて頂きたい。いや挑戦的。厄介なのは結構これが好きという事。選曲や程よいチープ感が更にカルト度を上げているように感じました。好きだわあ
心の闇と悲しき欲望が渦巻く…大好物です！敵側クラークさんにもドラマがあるの愛おしすぎる、しかも肌の色の違う子持ちかよ…好きだわ… ヒューマンドラマもそこそこでしたが、やっぱり映像が好きでした。意味深だけどあまり意味を求めすぎて白黒させてはいけないような、ぬるま湯にずっと浸かっていたいような、アートのような感じろ系？言葉で表現するのすごく難しい。
キャスティングも良いし、時間軸の使い方も興味深いし、ここ数年で耳にするようになったアクセスバーズみたいな設定も胡散くさくて好き。あ、あと！白黒になった時にサイレント映画みたいにしてるの大好き。他にもボリウッドダンスとかスターウォーズとか雨に唄えばとか無秩序にごちゃ混ぜなのになぜかしっくりくるのも不思議。
レニー役の女優さんなんか見たことあると思ったらハルハートリーのやつとか、結構いろんな作品に出てた。今後追っかけしよう。あとあの絵本何故か知ってるんだけどどこで見たっけ？そんな気にさせられてるだけなのかな、それも怖い…
今までのアメコミを想定してしまうとドツボにはまってしまうかも。脳味噌筋肉映画しか観ないよ！って人は辛いかもだけど、オカルトとかスピリチュアルとかコンシャスネスとかアストラルとかっていうキーワードにムラっときちゃう人(要は陰キャオタク)には絶対はまると思うので是非観て頂きたい。評価低いけど良かったよ！
